2021年(令和3年)衆議院議員選挙 公示前との各党議席比較

2021/11/01

2021年(令和3年)衆議院議員選挙 公示前との各党議席比較

t f B! P L

 2021年(令和3年)衆議院議員選挙 公示前との各党議席比較

 選挙結果を受けて

全体像

与党側は予測された議席数よりも減り幅が少なかった印象。維新が大幅に議席を伸ばし約4倍に増加した。

比較して、立憲、共産が議席を減らしており、れいわは2議席伸ばし、社民は同数、N党は議席を失った。

与党、もしくは政策によっては是々非々の勢力と、根本的に対立する勢力では324:124と200の差がついた。

小選挙区での勝率を出すには手間がかかってしまうため、当選者の比例区依存率で小選挙区での強さを見てみると、自民党が圧倒的に比例区への依存度が低い。れいわは圧倒的に比例区への依存度が高く100%。つづいて共産党は90%が比例区。そして、公明党が71%、維新が60%となっている。

維新

維新躍進の影には、小選挙区での勝利もあるが、比例区での勝利の貢献があったと考えられる。

立憲民主

立憲民主は今回の議席減の一因として「共産党との野党共闘が支持層を狭めた」と発表してしまったが、共産党の小選挙区比率の低さを見ると、かなり共産党は自主候補を絞っていた様に推測でき、負け戦になれば仲間を批判してしまう姿勢に疑問を持つ支持者も出てくるかもしれない。

共産党

その共産党も2議席落としてしまっており、野党共闘での比例区依存で小選挙区での候補擁立をしないことは裏目に出ている感もある。立憲民主と共闘して、迷惑がられるという一種の被害者感がある。 

公明

公明党は与党と価値観を共有できる勢力の中で、維新に議席数を抜かれてしまい、その影響力が相対的に下がってしまったと推測できる。議席自体は3議席伸ばしているが…。自民からすれば、対中政策で意見の分かれる公明党に対しての配慮が低まる可能性もある。

国民民主

 国民民主は3議席を伸ばし、比例区とのバランスも良いが、影響力としてはまだまだ与党とは比較にならない。

社民

社民党は1議席で現状維持。議席を伸ばせず、議席を立憲民主合流組により政党要件が満たせなくなる可能性を引きずっている。 

れいわ

れいわは2議席伸ばし3議席となったが、前述の比例区依存の高さで小選挙区候補者も出しているにも関わらず現地で勝つことができなかった。この党の弱点として野党共闘が立憲民主党と共産党の分裂で瓦解すると次回の選挙では不利に働くことを意味する。

N党

N党は衆議院から議席を失うこととなり、衆議院での影響力を失ってしまった。

自民

自由民主党は全体としては議席減を抑えることに成功したが、現職幹事長の小選挙区での敗退、他大臣経験者や会派の会長の落選というショッキングな結果となった。しかし、公明党に依らず過半数を確保できているため、法案が通りやすい状況が続く。残念ながら、現首相が憲法改正に安倍元首相の様に前向きとは言えない点は、日本の独立強化の面で不安材料が残る。

2022年度参議院議員選挙に向けて

来年は参議院選挙が控えており、この風潮が維持されると自民は更なる大臣経験者や政府幹部の落選、立憲民主と共産党の共倒れとなり、他の党への議席流出が起こると推測できる。

このブログを検索

ランキングの下にある「投票をする」を押して頂けると、管理者の励みになります。宜しければお願い致します。

憲法を変えよう 美しい日本の憲法をつくる国民の会

憲法を変えよう 美しい日本の憲法をつくる国民の会

Twitterアカウントも宜しくお願い致します。

QooQ