100万人あたりの新規感染者数(7日平均)

https://ourworldindata.org/様よりデータ引用

フランスのピークアウトは2022/1/25あたりで、そこから抑え込みで半数以下に抑え込んでいる。
ドイツと日本だけピークアウトの判断には悩ましい状況である。
かつ、日本はアメリカとカナダよりも新規感染者数の状況は悪化している。
1/27を境にカナダを抜き、2/8を境にアメリカよりも新規感染者数は増えている。

 100万人あたりの死者数(7日平均)

数で考えれば他国に比べて少ない部類に入るかもしれない。
しかし、死者数が増えるということは、死亡率の低いオミクロン株が多い状況において、健康な人と違い感染すると死亡リスクの高い人々への感染防止が何らかの原因で弱まっていると読むことができる。

仮説ではあるが、現在感染拡大が注視されている子どもたちの集団感染から、その身近にいる高齢者や基礎疾患のある方々へ防壁無く入り込んでしまっているのではないかと考えられる。

年末年始の人の移動が直接原因であれば、発症日までの期間の短いオミクロン株で結果の表出が早く見られるだろう。
発症率や死亡率が年末年始ほどではない現在にジワジワ増えている現状は、日常生活の継続以外に忘年会などの様な特別なイベントは無く、学校・会社や家庭内という日常的な人の接触の中でこの結果を生んでいる。

 株の内訳

この図でも読み取れる日本とドイツのデルタ株の微増。
先程の表の新規感染者数のピークアウトがはっきりしない2国が日本とドイツである。
重症化リスクの高いデルタ株の復古が起こり始め、日本の死者数の増加に影響していることも考え得る事態である。

デルタ株がオミクロンに対して対抗できる変異が始まっているとしたら、再び重症化や死亡リスクが高まることへの警戒と、発症までの期間の長さなども再検討が必要になるかもしれない。

人口100人あたりのブースター接種済人数

2/9段階で日本は7.91人、トップのイタリアは59.05人と、その約13%と開きが見られる。
ワクチン接種には賛否が別れアメリカほどの国民の接種意欲の低さではないが、受けたい人が早期に接種できる体制構築に国は躍起になっていることであろう。

2回接種で重症化リスクは低下するという分析結果があるものの、接種に及び腰になっている方々の不安である副反応や未知の副作用に対しての安心感を、製薬会社側がアピールすることも必要に思われる。

ピークアウト

 先程の新規感染者数のグラフでは若干の縮小傾向が見えるが、このまま下降曲線の角度が続いて1~2ヶ月掛けてグラフの底ばい状態まで持っていけるかの勝負どころが現在である。

失敗をすれば他の先進国ほどの爆発はないものの、不本意な死者数が継続的に積み重なっていってしまう事態となる。

日本はこれまで世界でも極端に低い死亡率を維持してきた国である。 

原因を早期に究明して、高齢者や基礎疾患のある方々への感染ルートの遮断を行わなくてはならない。

個人単位では、変わらぬ感染対策とテイクアウトの活用、家庭内でも冬場ではあるが定期的な換気の実施(特に重症化リスクの高い方がおられる家庭)などを行って防ぎたい。

インフルエンザの蔓延は今年も防げているのだから、十分にそれぞれが努力を重ねている事は統計としても見て取れる。

春までには落ち着いた状況にまた戻したいものである。

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