令和4年2月21日(月)20:17~20:23
日ポーランド防衛協力・交流覚書署名式及び防衛相テレビ会談

内容

ブワシュチャク・ポーランド国防大臣と署名した覚書

両国間の国家安全保障及び防衛分野における協力の推進について具体化するものであり、これを契機に両国の防衛協力・交流を一層深化。

大臣会談

日本から

日本はウクライナの主権及び領土の一体性を一貫して支持。

力による一方的な現状変更を断じて認めない。

ウクライナ国境周辺地域におけるロシア軍の増強の動きについて重大な懸念を持って注視しており、引き続き国際社会と連携して適切に対応していくとの立場。

東シナ海や南シナ海情勢についても議論し、力を背景とした一方的な現状変更の試みや、緊張を高めるいかなる行為にも反対。

法の支配に基づく自由で開かれた海洋秩序が重要であるとの認識で一致。

ブワシュチャク大臣から

「FOIP」(自由で開かれたインド太平洋)への強い支持の表明。

力による一方的な現状変更の試みは、欧州とインド太平洋地域が直面している共通の課題であり、両地域の安全保障は不可分である。

今般のウクライナ情勢をめぐる問題も、特定の地域だけではなく、国際社会全体にも影響を及ぼすグローバルな問題であり、日・ポーランド両国にとって看過することができない重大な問題であるとの認識を両国で共有。

ウクライナから脱出する邦人輸送について、日本からのチャーター機派遣を含めた最大限努力をする。

欧州で一番信頼の置ける国 ポーランド

個人的には、ポーランドは近隣諸国の多くよりも遥かに信頼の置ける国だと思っている。

経緯などは https://www.gov.pl/web/nippon/Japan こちらより知ることができます。

白地図はhttps://www.freemap.jp/ 様より

地図で見ると、今回侵攻を受けているウクライナの隣国にポーランドが立地している。また、リトアニアとの間に小さなロシア領がある。海を挟んでエストニア側のフィンランド湾のロシア領と接しているため、クロンシュタットという軍港にバルチック艦隊の軍港もある。

しかも、ロシアと組んだベラルーシまで隣接しており、第2のウクライナとなり得る立地である。

ウクライナがロシアの影響下に落ちた場合、ウクライナ同様に徐々にロシア人の移住が進み切り取られるかの様にポーランドへロシアの影響が及ぶ恐れがあり得る。

北にロシア、東にベラルーシ。

そして有事となった場合はNATO加盟国であるポーランドはNATOの集団的自衛権が発動される形となる。

日本人(język japoński )としての気概

その時が日本がポーランドとの絆を示す時と考える。
NATOと日本は同盟関係ではないが「基本的価値とグローバルな安全保障上の課題に対する責任を共有するパートナー」という外交姿勢であり、ポーランドは「自由で開かれたインド太平洋」への強い支持をする親日国である。

ここを助けずして友好国と言えようか。

米国やNATO諸国が何らかの理由で強気の対応ができなかった場合、率先してポーランド国民を日本や周辺諸国への避難する為のチャーター便(自衛隊の輸送機も含む)を派遣する、また、自衛隊から艦艇を送り集団的自衛権に寄与する位の気概を見せてもらいたい。

欲を言えば、ポーランド国民が日本へ避難する場合、ビザが切れた段階でポーランドで交戦状態が継続していた場合は、無条件で彼らの安全を保障して日本国内で保護する対応をして頂きたい。

国を越えた一般市民の生命の安全の保障を示すことは外交的にも重要な意味合いを持つ。

過去の日本にはそういう気概があった。

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