マウリポリ市民の強制移送疑惑
日本も味わった強制連行
大東亜戦争後、ソ連軍によって強制連行強制労働をさせられた日本人にとって、それを思い起こさせられるニュースが入った。
以下に引用する。
ウクライナ政府は24日、マリウポリの市民がパスポートなどを没収されたうえで、ロシアに強制的に移送されていると批判しています。
これまでに1万5000人のうち少なくとも6000人が実際に移送されたとし、市民には移送先としてロシア北部の地域などが提示され、その中には極東のサハリンも含まれているということです。
一般市民の強制移送
日本軍の軍人が強制労働をさせられ、極寒の地で多くの死者を出した経験を日本人は忘れていない。
しかし、今回は軍人ではなく市民である。
市民には自分の処遇を決める自主権が備わった存在であり、パスポートの没収や強制移転は許されるものではない。
これをやってしまうと、早い話「拉致」しているのと同じである。
国連として市民の強制連行を無視できるか
現在の国連に改革が必要なのは明白であるが、国連加盟国として日本もこれを座視してはならないと考える。
身近なサハリンへの強制移住を見過ごしたというのであれば、人道的視点で日本は糾弾される側に立つこととなる。
国連軍として市民の開放と人権回復の為の軍事介入
ウクライナ周辺へロシア軍が送り込まれた結果、極東地域に残存するロシア軍兵力は平時に比べ少ない。
また、国連加盟国として日本並びにアメリカはウクライナ市民の生命と人権を守る義務がある。
そこで、日米によるサハリンのウクライナ人救出作戦の必要性が出てくる。
地図
https://www.freemap.jp/ 様より借用サハリンの位置からして、海上からの侵入となる。
それに際し、北方領土に展開されたロシア軍とハバロフスクの極東軍が出張ってくるはずである。
場合によっては北朝鮮や中国も参戦する可能性がある。
まずは千島列島からの挟撃を防ぐために、各島の市民を保護しつつの軍事的確保が必要となる。
その上で、ロシア本土には触れずに樺太島のみ確保し、ウクライナ人の救出と保護を名目に国連軍を進駐させる。
そのまま停戦なり終戦を待ち、状況に応じてこれらの地域を国連による駐留を認めさせ、事実上西側の要衝として機能させる。
無論、国連軍が責任を持ってウクライナ人をそれぞれの故郷へ帰郷させ、現在住んでいる住民の自治権も認める。
自治権を認められた住民が希望すれば、国連預りで新たな自治区を誕生させるか、日本とアメリカの共同自治で彼らの安全保障を担保する。
こうすることで、これまでの勢力地図が変化してくる。
ただし、あくまでウクライナ人の保護が大義名分であるので、早急に日本の領土返還などという展開を望んではいけない。
既に住んでいる住民たちの自治を保証しつつ、平和裏に戦火や戦乱に巻き込まれない状態を維持することを念頭に置かなければならない。
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