【閲覧注意】戦争犯罪を自身の身に置き換えて、如何に当事者意識を持つか 欧州安全保障協力機構(OSCE)報告書より学ぶ

2022/04/14

OSCE report ダブルタップ攻撃 レイプ 欧州安全保障協力機構 偽装工作 強制送還 拷問 戦争神経症 戦争犯罪 病院攻撃 報告書 抑止力の重要性

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戦争は弱い人間を狂気の徒に陥れ、満たされぬ者の攻撃性を弱者へ向けさせる

欧州安全保障協力機構(OSCE)報告書

CNN記事より引用

欧州安全保障協力機構(OSCE)の専門家報告は、ウクライナのロシア軍による国際人道法違反の「明確なパターン」を発見し、戦争犯罪を構成する可能性があると述べている多数の事件を詳述しました。

報告書は、「最も基本的な人権(生存権、拷問やその他の非人道的で品位を傷つける扱いと罰)の違反でさえ、主にロシアの効果的な管理下にある地域で犯されていることを示唆する「信頼できる証拠」を発見したと述べているまたはロシアの全体的な支配下にある実体。」

水曜日のOSCEでの声明の中で、マイケル・カーペンター米国大使は、「全体として、報告書は、ウクライナでロシア軍によって行われた非人道性のカタログを文書化している」と述べた。

110ページのレポートには、標的を絞った殺害、拷問、レイプ、強制失踪のレポートが詳しく記載されています。

この報告書に記されていることは戦時下における自分の姿

戦争を仕掛ける側、仕掛けられる側と関係なく、人命を軽々しく奪う戦場に身を置くと、人々は悪い意味で変貌していってしまう。

正常な人間も理性を失い、残虐な行動にすら慣れていき、理性を持った人間の踏みとどまる規律を鈍らせる。

だから、これから引用する残酷で非道な戦争犯罪は、ロシア兵士や外国人部隊は無論、私達自身が戦場に身を置いた場合にも変貌してしまうかもしれないという危機意識を持って読むべきである。

そして、行われた戦争犯罪を私達や私達の家族に置き換えて受け入れる必要があると思う。

何のために国防や安全保障が重要であるのかを再考する機会になると思う。

記されている戦争犯罪の具体例(記事の直訳引用)

ロシア軍が軍の非医療用車両、ウクライナの旗、軍または警察の制服または車両、白旗をマークするために赤十字のエンブレムを使用した。

ロシア軍によって「9日間拘束された」ウクライナの通訳者の報告が含まれています。氷の地下室に残された彼は、鉄の棒とライフルの尻で繰り返し殴打され、電気で拷問され、48時間食糧を奪われ、模擬死刑に処せられた。

夫を殺害した「酔ったロシアの兵士」によって「小さな子供の前で」何度もレイプされた女性の報告が含まれています。

「50万人の民間人がウクライナからロシアに強制送還された」、「彼ら全員が強制的に追放され、最初にウクライナ国境近くのロシアのいくつかのろ過キャンプに連れてこられた」と述べた。その後、そのうちのいくつかはサハリン島まで運ばれましたが、自由にそこに残されました。」

マリウポリの産科病院への攻撃。

「1つの病院が防衛目的で防衛者によって使用されたか、誤って破壊された可能性がありますが、50の病院が破壊された場合はほとんどあり得ません」

ロシア軍が3月初旬にハリコフで行ったとされる「ダブルタップ攻撃」として知られる「特に陰湿な形態の攻撃」に言及している。ロシアの巡航ミサイルがハリコフ地方行政を攻撃し、数分後に救助隊が到着した後、2回目の攻撃が建物を攻撃しました。

戦争神経症(Weblioより引用

戦場において、独特の高ストレス環境に被曝したことを原因として発症する心因性疾患。
「シェルショック」「戦場ノイローゼ」「戦闘疲労」などとも言う。

(中略)

具体的には以下のような症状が徐々に、あるいは突如として発症していく。

  • 強い恐怖・無力感・不安感と、それに伴う不眠症・集中困難
  • 怒りの爆発や混乱、過度の警戒心や驚愕反応
  • 感情の萎縮、希望や関心の喪失
  • 「ショック」に関係する記憶の無意識的な忘却
  • 苦痛に満ちた記憶に関連する悪夢やフラッシュバック
  • アルコール・薬物・性交渉などに対する重度の嗜癖行動

このように、戦争神経症を発症すれば母国で平和な市民として暮らしていた人々であっても、正常な判断を失い戦争犯罪に加担してしまう事は十分に考えられる。

戦争は攻め込まれても、攻め込んでも、一般市民の主権と尊厳にとっては何の益も無いのだ。

一部の戦争による利益を得られる立場の者に、多くの無辜の人々の人生の歯車が狂わされる。

抑止力に税金の使いすぎは無い

では、戦争をしないさせない為に必要な手段は何であろうか。

残念ながら現代の人類は対話だけで解決できるほど精神的に進化をしていない。

やはり、抑止力としての軍備と隙を与えない国家体制が肝要である。

同胞を殺されないためにも、同胞に殺させないためにも、抑止力は不可欠である。

ましてや、現在の日本の周辺には軍事費を増強している仮想敵国が多く存在している。

ここを渋ると想像以上に攻めやすい環境を与えることとなる。

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