オミクロン株の先進国と南アフリカにおける情勢と、その感染力・既存ワクチンの効果について 2021/12/2

2021/12/02

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オミクロン株の先進国と南アフリカにおける情勢と、その感染力・既存ワクチンの効果について 2021/12/2

 2021/11/29現在においてデータに掲載されたのはイタリア・カナダ

カナダは3.08%
イタリアは0..59%
ドイツは0.29%
日本は2021/11/29現在では0%と公表している。

デルタ株も自身の領域を侵されることを拒むことであろうから、どの程度の広がりを見せるのか未知数であるが、すでに感染の確認されている諸国の動向を見守る段階であろう。

参照データとして、厚生労働省が発表している、水際対策強化に係る新たな措置に基づく指定国・地域を紹介しておく。

 令和3 年11 月29 日
アンゴラ、イスラエル、イタリア、英国、エスワティニ、オーストリア、オランダ、カナダ(オンタリオ州)、豪州、ザンビア、ジンバブエ、ドイツ、チェコ、デンマーク、香港、ナミビア、フランス、ベルギー、ボツワナ、マラウイ、南アフリカ共和国、モザンビーク、レソト

令和3 年11 月30 日
スウェーデン、スペイン、ナイジェリア、ポルトガル

令和3 年12 月1日
カナダ(アルバータ州、ケベック州、ブリティッシュ・コロンビア州)、韓国、スイス、ブラジル、仏領レユニオン島 

オミクロン株の感染力

厚生労働省によれば、南アフリカにおいて流行株がデルタ株からオミクロン株に急速に置換されていることから、オミクロン株の著しい感染・伝播性の高さが懸念されるとWHOの発表がある。

 

アフリカで感染確認された国の統計を調べてみたが、主たるデータが掲載されていたのはボツワナと南アフリカである。2021/11/29現在で南アフリカのオミクロン株への置き換わりが顕著であるが、時系列で分析してみたい。

こちらの図は2021/11/1現在の南アフリカの株の分布状況である。オミクロン株は見られていなかった。

こちらが2021/11/15の南アフリカの状況。31%がオミクロン株へ置き換わりが始まっている。そして、11/29の88%への置き換わりとなっている。防疫体制に関して日本と比較すると違いはあるものの、感染力の強さは明らかである。

南アフリカでの死者数

 

 2021/11/15の100万人あたりの死者数(7日平均値)は0.33。

そして、2021/11/29の数値は0.57である、比較すると57%の増加傾向である。

新型コロナウイルス感染症ワクチン2回接種率

 現在は日本がトップであり、現行のワクチンの効果が高いと証明されれば危険性は軽減されるが、厚生労働省の発表によれば、「オミクロン株の有する変異は、これまでに検出された株の中で最も多様性があり、感染・伝播性の増加、既存のワクチン効果の著しい低下、及び再感染リスクの増加が強く懸念される」ということで、重篤度に関しては「現時点では重篤度の変化については、十分な疫学情報がなく不明」とのこと。

オミクロン株に対する基本的な感染対策

厚労省によれば「個人の基本的な感染予防策としては、変異株であっても、従来と同様に、3密の回避、特に会話時のマスクの着用、手洗いなどの徹底が推奨される。」

 ブースター接種の100人あたりの割合

ブースター接種に関しては英国が圧倒的であり、日本は12月より医療従事者1月より高齢者向けに行なう予定である。

既存ワクチンのオミクロン株への有効性は、イギリスのオックスフォード大学、ファイザー、イスラエルのホロビッツ保健相等が示唆している。

エルサレム・ポスト紙によれば「ファイザー製ワクチンをブースター接種した人の場合、オミクロン株の感染を90%防ぐことができた。デルタ株よりわずかに劣る程度で、重症化については93%防げた。一方、接種をしていない人は重症化するリスクが2・4倍高い」とも記している。

しかし、イスラエル保健省はこのデータを保有しておらず、ホロビッツ氏が何のデータを基にしているかは不明なままである。

並行し抗体カクテル療法以外の経口治療薬の登場により、世界全体の情勢が 形勢逆転することに期待したい。

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